荻窪教会は東京でも5指に入る歴史のある教会だが、残念ながら教会創成期の古い資料がほとんど残っていない。昭和26年頃入会した古い会員さんから、当時の話を聞く一方、昭和23年以降の古い写真探しにもご協力を頂きました。
何しろ教会史「荻窪教会のあゆみ」は、落成式の当日来場者に差し上げるために製作日数がわずか2ヶ月しかない。といっておろそかに出来ない。数回委員会を開いて内容とレイアウトを決定、関係者にお願いして原稿を執筆して頂きました。
作品は委員会の“手づくり”ですが、ハナフサ商事社長花房熈志さん(直轄方面)に制作面で大変ご協力を賜ったことに感謝を申しあげます。荻窪教会の歴史を知るには物足らないと思いますが、短期間で制作した点をお含み願い、少しでもご参考になれば幸甚と思います。(秋山)
荻窪教会の歩み編集委員
秋山■茂 伊東征幸 中村和文
石野■洋 杉原逞彰 牧野慶子
竹内宣子 藤崎貴子 藤崎禄子
(順不同)
WEB初版編集後記
移植に際してはなるべく冊子のままという方針でのぞみましたが、どうしても気になる部分については手を加えてしまいました。
手を加えたもののひとつは“(故人)”などの表現ですが、そのわりに故人とあったほうが自然だと思った部分についてはそのままにしてあります。そこらへんは人様にちゃんと説明できる法則性がないので、一字一句残さず冊子のままにしといたほうがよかったかなぁ、などと今更ながら思っていたりします。
もうひとつは「写真で見る教会史」で掲載されていた写真などを、だいたい年代順に並べ替えてWEB版に載せたことです。元の冊子ではおそらくページを埋める都合上、けっこうバラバラに載っていたのですが(下に30年代というキャプションのついた写真が40年代のところに載っていたり)、WEB版に載せる際には、写真上の手がかりから分かる限りで年代順になるように並べ変えました。
その際の強力な手がかりになったのは、木造教会の神前脇に貼ってあった“集中点”でした。そのほか月目標からも年代のあたりをつけたり、写っている建物が1部2階建ての教会であることから年代をしぼったり、写っている卓やその上の湯飲みなどの配置がまったく同じことから同じ日に撮られたものであると断定したりしています。
何にせよ、多くの方の力で出来上がった「荻窪教会のあゆみ」を、新しい形でもう一度世に出すことができて嬉しく思います。このページを見て、懐かしく昔を思い出した方があったならば幸甚です。
ほとんどの作業を僕の手で行った今回の移植ですが、以下の協力者の方々がいらっしゃらなければ今の形のWEB版「荻窪教会のあゆみ」にはなりませんでした。
紙から起こしたテキストの校正作業はすべて どらけん 様にしていただきました。
「写真で見る教会史」の写真の掲載順に改良の余地があることを指摘し、年代の特定作業に多大なご協力をくださったのは、ビーン(仮)様でした。
このコーナーに使った木目調の素材は全て、Shoちゃん 様の素材集ページ、「お素〜材屋さん」からいただきました。
以上の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
WEB2版編集後記
今回の改訂に際しては、とにかくフレームを取り除くことを主目的としました。
その結果として見やすさを犠牲にしないため、多少の工夫をしました。
デザインはひたすらシンプルに。そのかわり、白さが目に刺さらないよう、白の部分をわずかに暗くすることにはこだわりました。
その結果であるこの新装「おぎくぼ教会のあゆみ」が、みなさまが過去をなつかしむことのより良い手助けとなりましたならば幸いです。
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